オンラインピル処方は危険?危険な通販サイトの見分け方・オンライン診療が向いている人を解説

オンライン診療が危険と言われる理由の一つは、医師が診察するオンライン診療と、診察なしの個人輸入・通販サイトが混同されていることです。
医師の診察を受けるオンラインでのピル処方を、一律に危険とはいえません。
一方、正規の医療機関による処方でも副作用のリスクはあり、症状や健康状態によっては対面診療が必要です。
オンライン診療で安全にピル処方をしてもらうポイントは以下になります。
- 医師の診察を受け、病歴・喫煙歴・服用薬を正確に伝えられるか
- 処方される薬剤名と承認状況を確認できるか
- 副作用が出た際の相談先と、対面診療への移行方法が分かるか
この記事では、オンラインピル処方が危険だと言われる理由、危険な通販サイトと安全なオンライン診療の見分け方を解説します。
オンライン診療が向いている人・病院でのピル処方が向いている人も整理したので、「オンラインと病院は結局どっちがいい?」と迷っている人は最後まで読んでください。
※本記事の情報は、2026年10月時点で確認できた公的機関・公式サイトの情報をもとにしています。制度や運用は変更される場合があります。
おすすめオンラインピルおすすめ10選!病院とどっちが安い?低用量ピルを料金・配送・安全性で比較
監修者石田 清隆 先生>
広島ステーションクリニック 理事長
主な資格
オーソモレキュラー・ニュートリション・ドクター(OND)/日本コスメティック協会 スキンケアマイスター・コスメマイスター
オンライン診療でピルを処方してもらうのは危険?

医師が診察して処方するオンライン診療を、一律に危険とはいえません。
安全性を考える際は、診察なしで薬を販売する通販・個人輸入サイトと区別したうえで、ピルの副作用や健康状態に応じた受診方法も確認する必要があります。
- 医師によるオンライン診療:問診・診察を受け、医師が処方の可否を判断する
- 診察なしの通販・個人輸入:医師による処方判断を受けずに薬を入手する
- 対面診療:症状の確認や検査が必要な場合に医師へ相談する
オンライン診療は国が認める正規の医療サービス
医師によるオンライン診療は、医療法に定義された診療方法の一つです。
2026年4月施行の医療法上の規定では、医師と患者が映像・音声を通じて互いの状態を確認しながら診療する方法が、オンライン診療とされています。
厚生労働省はオンライン診療の適切な実施に関する指針を示しており、メールや文字チャットだけではオンライン診療を行えません。
- 診療を担当する医師と医療機関を確認できる
- 映像と音声を用いて医師の診察を受けられる
- 医師が健康状態を確認して処方の可否を判断する
- オンライン診療が適さない場合の対面受診先を確認できる
ただし、医療法にオンライン診療の規定があることは、国が個々のピル処方サービスの安全性を認定したという意味ではありません。
オンライン診療を利用する際は、実際に診療する医療機関と診察方法を確認しておきましょう。
参照:厚生労働省「医療法等の一部を改正する法律の一部の施行等について(オンライン診療関係)」、厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」、厚生労働省「オンライン診療について 国民・患者の皆様へ」
ピルのオンライン処方を希望する場合は、診察方法や処方条件を確認したうえで医師に相談しましょう。
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診察なしの通販・個人輸入サイトは偽薬・健康被害のリスクを伴う
医師の診察を受けずにオンライン通販や個人輸入サイトを経由して海外からピルを取り寄せる場合、薬の品質や成分を確認できず、健康被害につながるおそれがあります。
厚生労働省は、個人輸入される医薬品には国内の承認制度に基づく品質・有効性・安全性の確認がなく、偽造品や有害物質を含む製品の可能性があると注意を促しています。(参照:厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」)
- 処方前に医師が病歴や服用中の薬を確認していない
- 販売される薬の成分や製造元を確かめにくい
- 健康被害が起きた場合に、製品情報の不足で対応が難しくなる
WHOは2006年の推計として、所在地を隠すインターネットサイトで購入した医薬品の半数超が偽造品だったと報告しています。現在もWHOは、所在地や固定電話番号を示さないサイトは、無承認・不良・偽造の医薬品の供給源になりやすいと注意しています。(参照:WHOの報告、WHO「Substandard and falsified medical products: advice to patients and consumers」)
価格や配送の早さを比べる前に、医師の診察を受けられる正規の医療機関かどうかを確認したうえで、利用を検討しましょう。
- 処方前に医師の診察を受ける手順がない
- 診療を担当する医療機関や医師を確認できない
- 「個人輸入代行」「海外から発送」と記載され、国内の医療機関による処方を確認できない
- 薬剤名・成分・国内での承認状況が明記されていない
- 副作用が出た際の医療上の相談先が示されていない
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正規の医療機関による処方でもピルの副作用リスクはある
副作用と処方後の対応への不安も、オンライン処方が危険と言われる理由の一つです。
医師の診察を受けてピルを処方された後でも、副作用は起こり得ます。
また、副作用の兆候を見逃したり、必要な受診が遅れたりすると、健康被害が重篤化するおそれがあります。
低用量ピルの服用中には吐き気、頭痛、不正出血などが起こる場合があり、重大な副作用として血栓症にも注意が必要です。
副作用の種類や注意点はピルの種類によって異なるため、医師から処方薬の説明を受け、服用中に相談できる連絡先も確認しておきましょう。
- 吐き気や不正出血などが続く、または強くなる場合は処方した医療機関へ相談する
- 急な強い胸の痛み・息切れ、片脚の痛みや腫れなどが現れた場合は、服用を中止して直ちに救急医療機関を受診する
重大な症状が現れた場合は、オンライン診療の返信を待たずに救急医療機関を受診してください。
参照:PMDA「マーベロン添付文書」、PMDA「経口避妊剤等の使用上の注意の改訂について」
オンライン診療が「怪しい」と言われる理由は診察と処方後の対応の差
オンライン診療が「怪しい」と感じられやすいのは、診察の進め方や処方後の対応がサービスごとに異なり、利用者から見えにくいためです。
「オンライン診療」と案内していても、診察の方法や医師の関わり方、処方後の相談先はサービスによって違います。申込みの前に、次の3点が分かるかどうかを見ておくと、不安を減らせます。
- 診察の方法:問診票の入力だけで進むのか、医師と映像・音声で話せるのか
- 処方の判断:医師が病歴・服用薬・喫煙歴を踏まえて、処方の可否を判断するのか
- 処方後の相談:副作用が出たときに、処方した医療機関へ相談できるのか
厚生労働省の指針では、初診からのオンライン診療は原則として「かかりつけの医師」が行うものとされています。患者の医学的な情報を把握できる場合などを除き、診療前相談を経て実施する形です。(参照:厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」)
診察の方法と処方後の相談先が示されていないサービスは、オンライン診療と案内されていても申込みを見送る判断材料になります。
見分け方の具体的な確認項目は、次の見出しで整理しています。
安全なオンライン診療と危険な通販サイトの見分け方

オンラインでピル処方を受ける際は、医師の診察を受けられる医療機関か、薬を販売・配送するだけのサイトかを確認しましょう。
医師の診察や問診の有無に加え、診療を担当する医療機関、薬の名称・承認区分、処方後の相談先を確認すると、申込先の仕組みを判断しやすくなります。
なお、販売事業者の情報が掲載されていても、医師による診療が行われる証明にはなりません。
医師の診察・事前問診の有無を確認する
安全なオンライン診療と危険な通販サイトを見分けるポイントの一つは、問診票の事前入力+医師と映像・音声を使って診察を受ける流れがあるかどうかです。
厚生労働省は、オンライン診療では文字・写真・録画動画だけのやり取りで完結してはならないと示しています。
※表はスクロールできます。
| 確認する点 | 医師によるオンライン診療 | 診察なしの通販・個人輸入サイト |
|---|---|---|
| 事前の健康確認 | 病歴・服用薬・喫煙歴などを問診で確認する | 健康状態を確認しない、または購入用の入力だけで進む |
| 医師の診察 | 医師が映像・音声を使ってリアルタイムに診察する | 医師による診察がない |
| 薬の選択 | 医師が診察結果を踏まえて処方の可否と薬を判断する | 利用者が商品を選び、診察なしで注文する |
| 申込みから受け取りまで | 問診 → 医師の診察 → 処方の判断 → 薬の受け取り | 商品をカートに入れる → 決済 → 発送 |
申込みの画面や案内に「オンライン診療」と書かれていても、診察の方法はサービスによって違います。診察の形式ごとに、次のように確認するのがおすすめです。
※表はスクロールできます。
| 診察の形式 | 医療法上のオンライン診療との関係 | 申込み前の確認 |
|---|---|---|
| 映像と音声で医師が診察する | 医療法の定義(映像・音声の送受信により互いの状態を認識しながら診療する方法)に当てはまる | 診察する医療機関の名称と、処方後の相談先を確認する |
| 問診票・チャットだけで進む | 映像・音声がなく、定義の要件を満たさない | 医師の診察があるのか、診察なしで決済・発送に進まないかを運営元に確認する |
| 音声のみの通話 | 映像がなく、定義の「映像及び音声」の要件を満たさない | どの診療方法として扱われるのか、医療機関に説明を求める |
ピルの事前問診は、処方目的に加えて副作用リスクの判断に関わる情報を医師へ伝えるために使います。
質問項目は医療機関や希望する薬によって異なりますが、主な入力内容は以下の通りで、事前問診をもとに医師は診察・処方可否を判断します。
- 処方目的・月経の状態:避妊、月経痛などの相談内容、最終月経、妊娠の可能性
- 病歴・家族歴:血栓症や高血圧などの病歴、血縁者の血栓症歴
- 頭痛・体調:片頭痛の有無、頭痛の前に光がちらつくなどの前兆の有無
- 喫煙:喫煙の有無と1日あたりの本数
- 服用中の薬:処方薬、市販薬、サプリメント、過去に薬で起きたアレルギー
問診票の入力直後に診察なしで決済・発送へ進む場合は、処方する医師と診察方法を確認してください。
参照:厚生労働省「オンライン診療について」、厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」、PMDA「マーベロン電子添文」
運営元・医療機関の実態を確認する
安全なオンライン診療を見分けるには、サイト運営者の情報に加えて、実際に診察する医療機関の名称と問い合わせ先を確認しましょう。
サイト運営者・医療機関の情報は、公式サイト下部などにある「運営情報」や「特定商取引法に基づく表記」から確認できます。

一方、診察なしの通販・個人輸入サイトでは、運営情報が見つけにくい場所にあったり、海外の法人名・住所だけが記載され、診察を担当する医療機関や責任者を確認できなかったりする場合があります。
※表はスクロールできます。
| 確認する情報 | 医師によるオンライン診療 | 診察なしの通販・個人輸入サイトで注意する表示 |
|---|---|---|
| 診察する医療機関 | 病院・診療所の正式名称と問い合わせ先を確認できる | 販売会社や輸入代行業者の名称のみで、診察する医療機関を確認できない |
| 運営・販売事業者 | サイトの運営会社と診察を担当する医療機関を、それぞれ確認できる | 運営事業者の情報はあっても、医師が診察・処方する仕組みを確認できない |
| 住所・連絡先 | 医療機関の所在地と問い合わせ先を確認できる | 運営事業者の連絡先が不明瞭、または記載された連絡先から診察する医療機関を確認できない |
オンライン診療サービスでは、サイトの運営会社と、実際に診察する提携医療機関が異なる場合があります。
申込み前に、以下の順番で両方を確認しましょう。
申込サイトで、診察を担当する医療機関の正式名称と問い合わせ先を探します。
医療機関の公式サイトや医療情報ネット(ナビイ)で、名称・所在地を照合してみてください。
申込サイトの運営会社が、診察を担当する医療機関と同じか、別の事業者かを確認します。
「特定商取引法に基づく表記」がある場合は、販売や決済を担当する事業者の名称・住所・連絡先も見ておきましょう。
販売事業者の表示や医師の顔写真があるだけで、安全なオンライン診療とは判断できません。診察する医療機関を特定できない場合は、申込み前に運営元へ確認してください。
参照:厚生労働省「医療法施行規則」、消費者庁「通信販売広告について」、厚生労働省「医療機能情報提供制度について」、厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」
処方されるピルの名称・承認区分を確認する
申込み前に取り扱いピルの販売名を確認し、診察時には実際に処方される薬と国内承認の有無を医師に確認しましょう。
国内で承認された医療用医薬品は、PMDAの「医療用医薬品 情報検索」で販売名、成分、添付文書などを調べられます。

たとえば、サイトに「低用量ピル」としか記載されていない場合は、診察時に処方薬の正式な名称を確認しておくと安心です。
取り扱うピルが複数ある場合、実際に処方される薬は医師の診察結果によって決まります。
- 販売名・成分:実際に処方される薬の名称を医師に確認する
- 国内承認の有無:PMDAの医療用医薬品情報と照合する
- 国内未承認の場合:入手経路、国内承認薬との違い、主なリスク、健康被害時の対応を確認する
国内未承認の薬を医師が扱う場合と、利用者が診察なしで海外から個人輸入する場合は、入手方法と診療の有無が異なります。
国内未承認薬を「偽物」と決めつけることはできません。ただし、薬の名称や入手経路を確認できないサイトでは注文を進めないでください。
参照:PMDA「医療用医薬品 情報検索」、厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」
処方後の相談体制・救済制度を確認する
オンラインでピルを処方してもらう場合、服用後の相談先や対応時間、対面での診察や検査が必要になった場合の案内を確認しましょう。
症状や体調によってはオンライン診療だけでは原因を判断できず、医師の判断のもと病院での対面受診・検査が必要になる場合があります。
- 服用後の症状を相談できる医療機関と連絡方法
- 夜間・休診日の相談方法と、緊急時に受診する医療機関
- 診察や検査が必要になった場合の対面診療への移行方法
※表はスクロールできます。
| 確認する点 | 医師によるオンライン診療 | 診察なしの通販・個人輸入サイト |
|---|---|---|
| 服用後の相談先 | 処方した医療機関への相談方法を確認できる | 処方した医師がいないため、販売事業者への問い合わせは医療相談の代わりにならない |
| 対面受診が必要な場合 | 医師に症状を伝え、対面での診察や検査が必要か相談できる | 販売サイトによる診察や対面診療への案内は確認できない場合がある |
| 副作用被害救済制度 | 国内承認薬を適正に使用した場合でも、健康被害の程度など制度の要件を満たすか個別に判断される | 海外から個人輸入した医薬品による健康被害は対象外 |
「医薬品副作用被害救済制度」は、オンライン診療サービスが提供する保証ではなく、PMDAが扱う公的な制度です。
- 対象:国内承認薬を適正に使用しても、入院治療が必要な程度の副作用などが生じた場合
- 給付:健康保険などによる給付を除いた医療費の自己負担分や、医療手当など
- 判断:薬の承認状況、使用方法、健康被害の程度などを踏まえて個別に判断され、自動的に給付されるものではない
一方、診察なしの通販・個人輸入サイトでは、副作用が出ても処方医に相談できません。さらに、海外から個人輸入した医薬品による健康被害は救済制度の対象外となり、治療費の自己負担が増えるおそれがあります。
オンライン診療サービスを選ぶ際は、医師による診察と処方後の相談方法に加え、薬代や送料を含む料金総額も見ておくと比較しやすくなります。
おすすめ低用量ピルのオンライン処方が安いおすすめクリニック10選!料金総額・選び方・種類・病院との違いを比較
参照:厚生労働省「オンライン診療について 国民・患者の皆様へ」、PMDA「医薬品副作用被害救済制度の給付対象」、PMDA「給付の種類と給付額」、厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」
定期配送・解約条件・料金の表示を確認する
ピルは継続して服用する薬のため、定期配送の仕組みや解約条件、支払総額が分かりやすく示されているかも、サービスを選ぶ目安になります。
申込み時の金額だけを見て契約すると、2回目以降の金額や解約の手続きを後から知ることになる場合があります。国民生活センターは、オンライン診療を利用した定期購入のトラブルについて注意を呼びかけています(2026年6月の注意喚起の対象は、ニキビ・AGA・痩身目的の薬など)。ピルに限った注意喚起ではありませんが、継続して受け取る契約では、同じ点を確認しておくと安心です。
- 初回と2回目以降の薬代・送料・システム利用料
- 定期配送の間隔と、次回発送の変更・停止ができる期限
- 解約の連絡方法と、違約金や手数料の有無
- 診察料や薬代を含めた、支払総額の表示
- 処方されなかった場合や、診察後にキャンセルした場合の費用
契約内容が分かりにくいと感じたときは、その場で決済に進まず、運営元に問い合わせてから判断しましょう。
契約トラブルで困ったときは、消費者ホットライン「188」に相談できます。
参照:国民生活センター「オンライン診療での定期購入トラブル」(2026年6月23日)、消費者庁「通信販売広告について」
オンライン診療でのピル処方が向いている人

症状や健康状態を医師に正確に伝えられ、オンラインでの診察で処方に必要な情報がそろう人は、オンライン診療を利用しやすいです。
すでにピルを継続服用している人や、診療時間内の通院が難しい人にも選択肢となります。
ただし、服用経験だけでオンライン処方が適しているとは判断できません。
医師が対面での診察や検査を必要と判断した場合は、病院を受診してください。
病歴・喫煙歴・服用薬を正確に医師に伝えられる人
病歴や喫煙状況、現在使っている薬を正確に伝えられる人は、医師がオンライン診療でピルの処方を判断するための情報を提供できます。
低用量ピルの処方では、血栓症の既往や片頭痛の症状、喫煙状況などが確認事項になります。
飲み合わせを確認できるよう、処方薬だけでなく、市販薬やサプリメントの使用状況も伝えておくと診察が進みやすくなります。
- 現在使っている薬が分かるお薬手帳や薬の包装
- 過去に受けた病気の診断名や治療内容が分かる資料
- 直近の血圧測定結果がある場合は測定値と測定日
病名や薬の名前を思い出せない場合は、推測して問診票に入力せず、分かる範囲を医師に伝えましょう。
必要な情報がそろわない場合や医師が対面での確認を必要と判断した場合は、オンラインで処方を受けられないことがあります。
参照:厚生労働省「オンライン診療について」/PMDA「使用上の注意改訂情報(平成26年2月18日指示分)」
ピルの服用経験がありオンライン処方してもらいたい人
現在服用しているピルを継続したい人は、薬の名称や服用中の体調を医師に伝えたうえで、オンライン診療を検討できます。
診察では、以前と同じピルを希望する場合も、服用中に生じた症状や健康状態の変化を伝える必要があります。
医師は現在の状態を確認し、同じ薬を続けられるか、薬の変更や対面での診察が必要かを判断します。
- 服用しているピルの名称と服用期間
- 飲み忘れの有無と、服用中に気になった症状
- 前回の処方後に変わった健康状態や服用薬
オンライン診療では、定期購入や複数シートのまとめ処方によって、1シートあたりの薬代や送料を抑えられる場合があります。
料金を比べる際は、診察料・送料・システム利用料を含む支払総額に加え、一括払いの金額や途中解約の条件も見ておきましょう。
過去に問題なく服用できていても、今回の診察で必ず同じピルが処方されるとは限りません。
継続するピルのオンライン処方を希望する人は、診察時に現在の薬の名称と体調を伝え、処方できるか相談してみましょう。
参照:厚生労働省「オンライン診療について」/スマルナ「低用量ピル・超低用量ピル」
おすすめスマルナのクーポンコード一覧【2026年10月最新】初回・2回目の利用可否と割引後の料金総額
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病院の診療時間内の通院が難しい人
仕事や育児などで病院へ通う時間を確保しにくい人は、自宅などから受診できるオンライン診療を検討できます。
通院にかかる移動時間・交通費を減らせるほか、オンライン診療によっては夜間や休日に診察を受けられます。
利用する際は、診療可能な曜日・時間と、処方後にピルを受け取るまでの流れを確認し、自分のライフスタイルに合うかを見ておきましょう。
- 希望する日時に医師の診察を予約できるか
- 処方後の発送予定日と受け取り方法
- 次のシートを使い始める日までに受け取れるか
オンライン診療を受けた当日にピルを受け取れるとは限りません。
手元のピルがなくなる時期を確認し、配送に必要な日数を見込んで受診しましょう。
スマルナは24時間診療体制なので、平日・土日祝問わず自分のライフスタイルに合わせて医師にピル処方の相談ができます。
必要に応じて病院(対面診療)での受診を検討できる人
医師から診察や検査のために来院を勧められた際に、病院を受診できる人はオンライン診療を利用しやすいでしょう。
オンライン診療では触診や検査をその場で行えないため、症状や問診の結果によっては、画面越しの診察だけで処方を判断できない場合があります。
- オンライン診療を続ける場合:医師が診察で必要な情報を確認でき、オンラインでの処方が適切と判断した場合
- 病院を受診する場合:医師が対面での診察や検査を必要と判断した場合
対面での診察を勧められた場合は、医師の案内に従って受診先を確認しましょう。
なお、オンラインで処方を受けられなかった場合でも、診察なしの通販・個人輸入サイトからピルを購入することは避けてください。
オンライン診療より病院でのピル処方が向いている人

医師に直接相談したい人や、症状について診察・検査を受けたい人は、病院やクリニックの婦人科・産婦人科での対面診療を検討しましょう。
強い生理痛や月経不順がある場合は、ピルを処方するかどうかに加え、症状の原因や治療方法について相談できます。
血栓症の既往やリスク因子がある場合も、医師が必要と判断すれば対面で健康状態を確認します。
初めてのピル処方で医師に対面相談したい人
初めてピルを服用する際に、薬の選び方や副作用について医師と直接話したい人には、病院での対面診療が向いています。
診察では、ピルを希望する目的や現在の症状を伝え、服用方法、飲み忘れた場合の対応、気になる症状が出た場合の相談先を確認できます。
生理痛や不正出血などの症状がある場合は、診察や検査が必要かも医師に相談しておきましょう。
- 避妊や生理痛の治療など、ピルを希望する目的
- 処方されるピルの服用方法と主な副作用
- 飲み忘れや体調の変化があった場合の対応
- 診察・検査の必要性と、診察料を含む費用
初めてピルを服用する人でも、医師が適切と判断すればオンライン診療を利用できます。
初めての処方だから必ず対面診療が必要、というわけではありません。
強い生理痛や月経不順に悩んでいる人
強い生理痛や月経不順がある人は、ピルの処方だけを目的にせず、婦人科で症状の原因と必要な検査について相談しましょう。
強い生理痛の背景に子宮内膜症などの病気がある場合もあり、医師が診察結果に応じて検査や治療方法を検討します。
月経不順も原因によって対応が異なるため、症状が始まった時期や月経周期の変化を伝えておくと診察が進みやすくなります。
- 避妊目的の低用量ピル(OC):原則として自由診療で、保険は適用されません。
- 月経困難症などの治療に用いるLEP:医師の診断と処方内容が保険適用の条件に合う場合は、保険診療で処方されます。
生理痛や月経不順があるだけで、希望するピルが必ず保険適用になるわけではありません。
保険適用の可否は診断名と処方される薬によって決まります。受診時に症状の評価と費用の見込みを医師へ確認しておくと安心です。
おすすめピルはオンライン診療と病院どっちが安い?料金総額・保険適用の有無・安全性を徹底比較
血栓症リスクが高い人
血栓症の既往やリスク因子がある人は、ピルを希望する理由と健康状態を医師に伝え、対面での診察や詳細な検査が必要か相談しましょう。
低用量ピルの処方では、過去の血栓症、喫煙、肥満、家族歴などを踏まえた判断が必要です。以下に該当する方は血栓症のリスクなどにより、ピルを処方できない場合もあります。
- 血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患にかかっている人、または既往がある人
- 35歳以上で、1日15本以上喫煙する人
- 目の前がチカチカするなどの前兆を伴う片頭痛がある人
- 血栓性素因がある人、または抗リン脂質抗体症候群がある人
- 軽度を除く高血圧がある人
- 手術前4週間以内・術後2週間以内、産後4週間以内、または長期間安静にしている人
ただし、リスク因子があるだけで全員が禁忌に該当するわけではありません。
医師が対面での診察や検査を必要と判断した場合は、病院で評価を受け、使用できる薬や別の治療方法を相談してみましょう。
血栓症を経験したことがある人は、自己判断で以前と同じピルを飲み始めず、既往を医師に伝えてください。
参照:PMDA「経口避妊剤の電子添文」/PMDA「重篤副作用疾患別対応マニュアル:血栓症」
処方判断に必要な情報が揃わない人
病歴や現在の症状をオンラインの問診だけでは十分に確認できない場合は、病院で直接診察を受けることを検討しましょう。
例えば、過去に指摘された病気の内容が分からない場合や、症状について診察・検査が必要と医師が判断した場合は、対面で確認を進めます。
- 病歴がはっきりしない場合:以前受診した医療機関の診療情報や検査結果を持参して相談する
- 服用薬の名称が分からない場合:お薬手帳や薬の包装を持参して確認する
- 症状の原因を調べる必要がある場合:医師の判断に応じて診察や検査を受ける
病院を受診すれば必ずピルを処方してもらえるわけではありません。
確認した情報を基に、ピルを処方するか、別の治療方法を選ぶかを医師が判断します。
オンライン診療でピル処方する際の注意点

オンライン診療では、医師の診察結果によってピルを処方できない場合があります。服用中の異変への対応や、緊急避妊薬を受け取るまでの時間も確認しておきましょう。
低用量ピルを継続する場合と、アフターピルを急いで必要とする場合では、受診先を選ぶ際に優先すべき点が異なります。
医師の判断でピルを処方してもらえない場合がある
オンライン診療を予約しても、医師が安全に処方できないと判断した場合は、ピルを処方してもらえません。
健康状態によってピル自体を使用できないケースと、対面で診察・検査を受けてから処方を判断するケースがあります。
- ピルの使用が適さないケース:医師に別の薬や治療方法を相談する
- 対面での確認が必要なケース:医師の案内に従い、病院で診察や必要な検査を受ける
- 処方を受けられなかった場合の費用:診察料などが発生するか、申込み前に料金規定を確認する
処方を受けられなかった場合も、医師の診察がない通販・個人輸入サイトから希望のピルを安易に購入しないでください。
処方できない理由と次に受けるべき診察を医師に確認したうえで、対応を判断しましょう。
低用量ピルは血栓症リスクを見逃さない(ACHES)
低用量ピルの服用中に血栓症を疑う症状が出た場合は服用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。
血栓症は血のかたまりが血管を詰まらせる病気です。
日本産科婦人科学会のガイドライン(案・2015年)では、低用量ピル服用者の静脈血栓塞栓症は、年間1万人あたり3〜9人とされています。ピルを服用していない人(1〜5人)より多い一方、妊娠中(5〜20人)や産後12週間(40〜65人)より低い水準です。
発症率はまれですが、血栓症は重篤になる可能性があるため、疑わしい症状を知って早く対応することが大切です。
血栓症を疑う症状は、英語の頭文字を取った「ACHES(エイクス)」で確認できます。
- A|Abdominal pain:腹痛
- C|Chest pain:胸痛・突然の息切れ
- H|Headache:激しい頭痛
- E|Eye / speech problems:急な視力障害・言葉が出にくいなどの異常
- S|Severe leg pain:足の痛み・腫れ
突然の胸痛や息切れ、激しい頭痛、足の急な痛み・腫れなどが現れた場合は、次のオンライン診療予約を待たずに服用を中止し、医療機関を受診してください。
受診時には、服用中のピルの名称を医療機関へ伝えましょう。
参照:日本産科婦人科学会「低用量経口避妊薬・LEPガイドライン(案)」/日本産婦人科医会「薬物療法」/PMDA「月経困難症治療剤ヤーズ配合錠による血栓症について」
オンライン診療でも血圧の確認や検診を併用する
オンライン診療でピルを処方してもらう場合も、問診に加えて血圧などの確認方法を聞いておき、必要に応じて対面の検診や検査を組み合わせましょう。
日本産科婦人科学会のガイドライン(案・2015年)では、低用量ピルを処方する前に、問診、身長・体重、血圧の測定を全例で行うとされています。血液検査は、必要に応じて実施する位置づけです。
- 問診:妊娠の可能性、授乳、喫煙、高血圧、血栓症の既往、片頭痛など
- 身長・体重・血圧:全例で確認する項目とされている
- 血液検査:必要に応じて医師が判断する
- 子宮頸がん検診:服用中も定期的に受けることが勧められている
オンライン診療での血圧の確認方法は、医療機関によって異なります。自宅の血圧計の測定値を伝える方法などが考えられるため、申込み前に「血圧はどのように確認するのか」を聞いておくと安心です。
血圧が高い、症状の原因を調べる必要があるなど、オンラインだけでは判断できないと医師が考えた場合は、対面での診察や検査に切り替わります。
血液検査や内診が全例で必要というわけではありませんが、検診は別の目的で定期的に受けることが大切です。
参照:日本産科婦人科学会「低用量経口避妊薬・LEPガイドライン(案)」/厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」
アフターピル(緊急避妊薬)は服用時間を優先する
アフターピル(緊急避妊薬)が必要な場合は、診療方法や料金を比較する前に、性交からの経過時間と、薬を受け取って服用できる時刻を確認しましょう。
アフターピルは服用時間が早いほど、高い避妊効果に期待できるためです。
※表はスクロールできます。
| 性交から服用までの時間 | 妊娠阻止率 |
|---|---|
| 24時間以内 | 95% |
| 25~48時間 | 85% |
| 49~72時間 | 58% |
※妊娠阻止率は、服用しなかった場合に予測される妊娠数に対し、どれだけ妊娠を防いだかを示す数値です。「服用した人のうち妊娠しなかった割合」ではありません。
※レボノルゲストレル0.75mgを2回に分けて服用した過去の試験結果です。現在一般的な1.5mgを1回服用する方法で、同じ数値を保証するものではありません。出典:PMDA「ノルレボ錠0.75mg 臨床的有効性」
国内で使用されるレボノルゲストレル製剤は性交後72時間以内に服用します。オンライン診療は診察・処方確定まではスピーディでも、配送を待つ間に服用が遅れる可能性があります。
※表はスクロールできます。
| 性交からの経過時間 | 優先する相談・受け取り先 | 確認すること |
|---|---|---|
| 72時間以内 | 速やかに受診できる産婦人科、対応する薬局、または服用に間に合うオンライン診療 | 診察・販売の対応時間、薬の在庫、実際に服用できる時刻 |
| 72時間を超え、120時間以内 | 速やかに産婦人科へ相談 | 銅付加子宮内避妊具(IUD)など、実施できる緊急避妊法 |
| 120時間を超えた場合 | 産婦人科へ相談 | 妊娠の可能性と、妊娠検査・受診の時期 |
| 緊急避妊薬の服用から約3週間後 | 妊娠検査薬を使用するか、産婦人科を受診 | 妊娠していないか確認する |
2026年2月から、一部の対応薬局では要指導医薬品の緊急避妊薬を購入できます。
厚生労働省の「要指導医薬品である緊急避妊薬の販売が可能な薬局等の一覧」で最新の取り扱い薬局を調べた上で、事前に在庫と販売できる薬剤師の勤務状況を電話で確認してください。
オンライン診療を選ぶ場合も、「診察を受けられる時刻」ではなく「薬を服用できる時刻」で判断してください。
アフピルでは72時間用・120時間用のアフターピルの取り扱いがあり、最短1時間配送もエリアによって対応しています。
申込み前に現在地への配送方法と到着予定を確認し、服用までにかかる時間を産婦人科や対応薬局とも比べておきましょう。
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参照:厚生労働省「緊急避妊薬の調剤・販売について」/日本産婦人科医会「72時間以内に使う避妊法とは何ですか?」/厚生労働省「緊急避妊薬に関するQ&A」
オンラインピル処方の危険性に関するQ&A
オンラインでのピル処方について、安全性・購入方法・病院との選び分け・デメリットの疑問に答えます。
オンライン診療でピルを処方するのは危険?
医師の診察を受けるオンラインでのピル処方を、一律に危険とはいえません。
一方、オンライン通販サイトや海外からの個人輸入サイトは、偽造薬や粗悪品を購入してしまうリスクがあります。
海外から個人輸入した医薬品によって重篤な健康被害が生じても、医薬品副作用被害救済制度の対象外です。
パッケージなどの見た目だけでは品質を判別しにくいため、オンラインでピルの処方を希望する場合は医療機関を確認し、医師の診察を受けましょう。
ただし、正規の医療機関で処方されたピルにも副作用のリスクがあり、オンライン診療では触診や検査で得られる情報に限りがあります。
低用量ピルはオンライン購入でも大丈夫?
「オンライン購入」と表示されていても、医師の診察を受けて処方される仕組みか、診察なしで注文する通販・個人輸入サイトかで安全性は異なります。
オンラインでピルを購入する際は、利用するサービスの信頼性や、申込みから受け取りまでの流れを確認しておきましょう。
- 診察を担当する医療機関の名称が分かる
- 病歴・服用薬などの問診と、医師による診察がある
- 処方される薬の名称と、服用後の相談先が分かる
診察を受けずに購入できる通販・個人輸入サイトは、薬の品質や自分が服用できるかを医師に確認できないため避けてください。
厚生労働省は、処方箋医薬品を処方箋なしで販売するサイトを、医薬品医療機器等法違反の疑いがあるサイトの例として挙げています。
参考:厚生労働省「医薬品医療機器等法違反の疑いがあるインターネットサイトの情報をお寄せください」
ピル処方はオンラインと病院どっちがいい?
現在の症状や健康状態を医師がオンラインで確認できるならオンライン診療、診察や検査で詳しく調べる必要があるなら病院での対面診療を推奨します。
※表はスクロールできます。
| 受診方法 | 選ぶ目安 | 次に取る行動 |
|---|---|---|
| オンライン診療 | ピルを継続中で体調に大きな変化がない 病歴・服用薬などを医師に伝えられる |
診察する医療機関と処方後の相談先を確認し、診療を予約する |
| 病院での対面診療 | 強い生理痛や月経不順がある、血栓症の既往・リスク因子があるなど、対面での確認が必要と医師に判断された | 婦人科・産婦人科を受診し、必要な診察や検査について相談する |
初めてピルを使用する場合でも、一律に対面診療が必要と決まるわけではありません。
オンライン診療で十分な情報を得られるか、対面での診察が必要かは医師が判断します。
ピルをオンライン診療で処方するデメリットはある?
オンライン診療には、対面での診察・検査を同時に受けられないことと、薬を配送で受け取る場合は到着まで時間がかかることなどのデメリットがあります。
- 診察・検査:触診や必要な検査をオンラインだけで済ませられず、対面受診が必要になる場合がある
- 薬の受け取り:配送を利用する場合、診察後すぐには服用を始められない
- 費用:薬代に加えて、診察料・配送料・システム利用料などがかかる場合がある
厚生労働省も、オンライン診療では触診などができず、対面診療より得られる情報が限られると説明しています。(参考:厚生労働省「オンライン診療の実施に際し患者に対して説明すべき内容のチェックリスト」)
症状の確認や検査が必要な場合は、通院の手間よりも対面での診察を優先してください。
申込み前には、薬が届く予定日と、診察料・薬代・配送料を含む支払総額を確認しましょう。
低用量ピルを飲むとがんのリスクは上がる?
日本産科婦人科学会のガイドライン(案・2015年)では、低用量ピルは卵巣がん・子宮体がんのリスクを下げる一方、乳がん・子宮頸がんはリスクがわずかに高まる可能性があるとされています。
- 卵巣がん・子宮体がん:リスクを下げると整理されている
- 乳がん:リスクをわずかに増加させる可能性がある(研究によって結果が分かれる)
- 子宮頸がん:長期の服用でリスクがやや高まるとされ、服用中も定期的な検診が勧められている
リスクは使用期間や年齢、家族歴などによって変わるため、不安がある場合は診察で医師に伝えて相談しましょう。
オンライン診療でピルを服用している場合も、子宮頸がん検診や乳がん検診は別に受ける必要があります。
参照:日本産科婦人科学会「低用量経口避妊薬・LEPガイドライン(案)」
血液検査なしでピルを処方されるのは危険?
血液検査がないことだけで危険とはいえません。日本産科婦人科学会のガイドライン(案・2015年)では、問診、身長・体重、血圧の測定が全例で必要とされ、血液検査は必要に応じて行うとされています。
注意したいのは、問診や血圧の確認が省かれたまま処方が進む場合です。血栓症の既往や喫煙、高血圧、片頭痛などは処方の可否に関わるため、医師が把握できない状態では判断できません。
申込み前に、血圧の確認方法と、必要になった場合の検査の案内があるかを確認しておきましょう。
参照:日本産科婦人科学会「低用量経口避妊薬・LEPガイドライン(案)」
初診からオンライン診療だけでピルを処方してもらえる?
初診からオンライン診療で処方を受けられるかどうかは、医療機関と医師の判断で決まります。
厚生労働省の指針では、初診からのオンライン診療は原則として「かかりつけの医師」が行うものとされています。患者の医学的な情報を把握できる場合などを除き、診療前相談を経て実施する形です。指針にピルを名指しして初診の可否を定めた規定は確認できませんでした。
そのため、初めての人でも、医師が診察で情報を確認でき、オンラインでの処方が適切と判断すれば処方を受けられる場合があります。一方、確認が不十分と判断された場合は、対面の受診を案内されます。
なお、緊急避妊薬のオンライン処方は、ピルとは別に、産婦人科医などの条件や薬剤師の面前での服用といった要件が定められています。
オンライン診療のピルは家族や周囲に知られずに受け取れる?
梱包の外装や配送時の表記、請求や明細の表示はサービスごとに異なるため、一律に「知られない」とはいえません。
周囲に知られたくない場合は、申込み前に次の点を運営元の案内で確認しておくと安心です。
- 外装に薬の名称や医療機関名が表示されるか
- 配送方法(ポスト投函・対面受け取り・営業所止めなど)
- クレジットカードの明細や請求書に表示される名称
- 同居の家族が受け取る可能性があるか
未成年の場合は、親権者の同意や同伴の条件がサービスによって異なります。申込み前に年齢の条件も確認してください。
オンラインピル処方=危険ではない!自分に合った方法で受診することが大切!
ピルをオンライン購入する=危険だとは断定できません。
オンラインピル処方の安全性は、まず医師の診察があるかどうかで判断します。
医師の診察があるオンライン診療は国が認める正規の医療サービスです。
一方、診察なしの通販・個人輸入は偽薬や健康被害が起こる恐れがあり、厚生労働省からも注意喚起されています。
しかし、正規の医療機関で処方されたピルにも副作用のリスクがあります。
診察では病歴・喫煙歴・服用薬を正確に伝え、症状や医師の判断に応じて対面診療を受けましょう。
- 診察を担当する医療機関の名称と連絡先
- 処方されるピルの名称と承認区分
- 副作用が疑われる際の相談先と対面診療への移行方法
医療機関・薬剤・処方後の相談先を確認したうえで、オンライン診療と病院での対面診療から自分に適した受診方法を選びましょう。