ピルはオンライン診療と病院どっちが安い?料金総額・保険適用の有無・安全性を徹底比較

ピルを処方してもらう場合、オンライン診療と病院のどちらが安いかは、避妊・治療などの処方目的によって異なります。避妊目的のピルは原則として自由診療ですが、月経困難症などの治療に使うLEPは保険適用で安くなる場合があります。
※表はスクロールできます。
| ピルの処方目的・状況 | 安くなりやすい選択肢 | 安さを判断するポイント |
|---|---|---|
| 避妊目的で継続する | オンライン診療 | 定期便やまとめ処方を利用できる場合は、1シートあたりの料金を抑えやすい |
| 月経困難症などを治療する | 保険診療に対応する医療機関 | オンライン・病院の違いではなく、診断と処方薬が保険適用の条件を満たすかで決まる |
| 痛みや不正出血などの症状がある | 病院での対面診療 | 料金だけでなく、内診・採血などの検査を受けられるかを優先する |
| アフターピルが必要 | 最も早く受け取れるオンライン診療・病院・薬局 | 安さより服用までの時間を優先する |
料金を比較するときは、ピル代だけでなく診察料・送料・システム利用料・交通費まで含む総額を確認することが重要です。オンライン診療は通院費を抑えやすい一方、追加料金や配送費によって病院より高くなる場合もあります。
本記事では、実際の医療機関の公式料金を基に、ピルの種類別にオンライン診療と病院の料金総額を比較します。
保険適用の条件、オンライン診療と病院のどちらが自分に適しているか、安全なオンライン診療を見極めるポイントも解説するため、自分に合う処方先を判断する参考にしてください。
おすすめ低用量ピルのオンライン処方が安いおすすめクリニック10選!料金総額・選び方・種類・病院との違いを比較
監修者石田 清隆 先生>
広島ステーションクリニック 理事長
主な資格
オーソモレキュラー・ニュートリション・ドクター(OND)/日本コスメティック協会 スキンケアマイスター・コスメマイスター
【結論】ピルはオンライン診療と病院どっちが安いかは処方目的によって異なる

結論、ピルの料金はオンライン診療か病院かではなく、避妊目的の自由診療か、治療目的の保険診療かで大きく変わります。
自由診療では医療機関が料金を設定するため、同じ薬でも処方先によってピル代が異なります。
一方、保険診療では薬剤費の算定基準が決まっていますが、処方薬、診察内容、検査、院内処方・院外処方の違いにより自己負担総額が変わる場合があります。
「オンラインだから安い」「病院なら保険が使える」とは一律に判断できません。
料金を比べる際は、最初に処方目的と保険適用の可否を確認し、次にピル代・診察料・送料・システム利用料・交通費を含めた総額を確認しましょう。
避妊目的は自由診療なので医療機関によってピル代が異なる
避妊目的で処方される低用量ピル(OC)は原則として自由診療となり、薬代や診察料を医療機関ごとに設定できます。
同じ銘柄・同じシート数でも、オンライン診療と病院で支払額が同じになるとは限りません。
- ピル代:銘柄、先発医薬品・ジェネリック医薬品、処方シート数で変わる
- 診察料:初診料・再診料が無料の場合と別途必要な場合がある
- 受取費用:オンライン診療では送料、病院では交通費がかかる
なお、定期便やまとめ処方で1シートあたりの料金が安くても、送料やシステム利用料を加えると総額が逆転する場合があります。
広告に表示された最安価格だけでは比較せず、同じ銘柄・同じ処方量・同じ期間の総額をそろえて確認してください。
オンライン診療と病院の実際の料金差は、低用量ピル・超低用量ピルの料金比較で紹介しています。
参考:厚生労働省「低用量経口避妊薬(ピル)の承認を『可』とする中央薬事審議会答申について」
治療目的なら保険適用でオンライン診療と病院でピル代の差が出にくい
月経困難症などの治療を目的として、医師が保険適用のLEPを処方する場合があります。保険診療では薬価を基に薬剤費を算定するため、同じ薬を同じ量だけ処方される場合、オンライン診療と病院で薬剤費そのものの差は出にくくなります。
- 処方薬:先発医薬品・ジェネリック医薬品や処方量で薬剤費が変わる
- 診察・検査:初診・再診、採血などの実施内容で費用が変わる
- 処方方法:院内処方・院外処方によって調剤にかかる費用が異なる
- 受診方法:オンライン診療では通信に関する費用などが別途必要な場合がある
保険適用であっても、オンライン診療と病院の自己負担総額が必ず同額になるわけではありません。
処方薬、診察内容、検査、自己負担割合をそろえたうえで比較してください。
また、治療目的で受診しても、診断や処方内容によっては保険適用にならない場合がある点に注意が必要です。
参考:厚生労働省「使用薬剤の薬価(薬価基準)の一部改正等について」、PMDA「アリッサ配合錠 添付文書」
料金総額を比較するとオンライン診療の方が安い場合がある
オンライン診療は、定期便やまとめ処方の割引に加え、通院時の交通費がかからないため、継続時の料金総額を抑えられる場合があります。診察料が無料のオンライン診療を選べば、料金総額はピル代+送料のみに抑えやすいです。
- オンライン診療の総額:ピル代+診察料+送料+システム利用料など
- 病院の総額:ピル代+診察料+調剤費+交通費など
- 継続時の総額:再診料・送料・処方シート数・定期便の条件も含める
一方、1シートだけ処方してもらう場合は、送料やシステム利用料の割合が大きくなり、近隣の病院で処方してもらうより高くなる可能性があります。
オンライン診療が常に安いわけではないため、初回価格ではなく、必要な期間・シート数をそろえた支払総額で安さを比較してください。
ピルはオンライン診療と病院どっちが安いか料金総額を比較
オンライン診療と病院のどっちが安いか比べる際は、ピルの表示価格ではなく、診察から受け取りまでに支払う総額をそろえて確認する必要があります。
オンライン診療と病院で発生する費用の内訳と、料金総額の目安は以下の通りです。
※表はスクロールできます。
| 比較項目 | オンライン診療の料金目安 | 病院の料金目安 |
|---|---|---|
| 低用量ピル | 約2,000~4,000円/シート | 約2,000~3,500円/シート |
| 超低用量ピル | 約3,500~10,000円/シート ※自由診療の場合 |
約500~3,000円/シート ※治療目的で保険適用になる場合 |
| ミニピル | 約3,000~6,000円/シート | 約3,000~5,000円/シート |
| 中用量ピル | 約3,000~7,000円 | 約2,000~5,000円 |
| アフターピル | 約8,000~20,000円 | 約6,000~15,000円 |
| 送料 | 0~1,100円程度 ※当日・特急配送は別途数千円かかる場合がある |
原則0円 ※院内や薬局で直接受け取る場合 |
| 診察料 | 0~3,300円程度 | 約1,000~3,300円 ※自由診療の場合 |
| その他の費用 | 0~3,300円程度 ※システム利用料・処方手数料など |
0~5,000円程度 ※検査費・調剤費など。交通費は別途必要 |
※2026年10月時点で複数のオンライン診療・産婦人科が公式サイトに掲載している料金を基にした一般的な目安です。薬の銘柄、処方量、診察内容、保険の自己負担割合によって料金は異なります。
実際のオンライン診療・病院の公式サイトをもとに、ピルの種類ごとに料金総額を比較しました。
実際の料金は医療機関によって異なるため、受診予定の医療機関の最新料金を確認してください。
低用量ピル・超低用量ピルはオンライン診療と病院どっちが安いか比較
避妊目的の低用量ピルは、診察料が無料になるオンライン診療の方が料金総額を抑えやすい傾向があります。一方、月経困難症などの治療に使う超低用量ピルは、保険適用の病院が安くなる場合があります。
※表はスクロールできます。
| 医療機関 | 受診方法 | 低用量ピルの料金 | 超低用量ピルの料金 | 診察料・送料など |
|---|---|---|---|---|
| エニピル | オンライン | 2,750~3,663円/1シート | 4,180~9,900円/1シート | 診察料0円 送料550円 初回システム利用料3,300円 |
| スマルナ | オンライン | 1,880~2,970円/1シート ※初回限定クーポン使用 |
3,080~8,880円/1シート ※初回限定クーポン使用 |
診察料0円 送料550円 |
| メデリピル | オンライン | 1,853~2,280円/1シート | 3,288円~/シート | 診察料0円 送料0円 ※1シート定期便は送料550円 |
| 的野ウィメンズクリニック | 病院 | 初診時3,190円~ (ファボワール+初診料) |
初診時1,360円~ (フリウェルULD+保険初診料) |
低用量ピルは自費診療 超低用量ピルは治療目的で保険適用 |
| Ladies clinic LOG原宿 | 病院 | 2,500円/シート~ | 560円/シート~ | 超低用量ピルは治療目的の保険診療 診察料・検査料は別途かかる場合あり |
| フィデスレディースクリニック田町 | 病院 | 2,500円/シート~ | 950円/シート~ | 低用量ピルは自費診療 超低用量ピルは保険初診料などが別途必要 |
※料金は2026年10月時点の税込価格をもとに作成しています。処方薬、契約プラン、診療内容、自己負担割合によって総額は変動します。
出典: エニピル公式サイト、 スマルナ公式サイト、 メデリピル低用量ピル公式サイト、 メデリピル超低用量ピル公式サイト、 的野ウィメンズクリニック公式サイト、 Ladies clinic LOG原宿公式サイト、 フィデスレディースクリニック田町・自費ピル、 フィデスレディースクリニック田町・保険ピル
低用量ピルと超低用量ピルは、安さだけで単純比較できません。
低用量ピルは避妊目的のOC、超低用量ピルは治療目的のLEPが中心であり、処方目的と保険適用の条件が異なるためです。
オンライン診療は薬代・送料・システム利用料、病院は診察料・調剤料・検査料まで含め、実際に支払う総額で比較しましょう。
おすすめ低用量ピルのオンライン処方が安いおすすめクリニック10選!料金総額・選び方・種類・病院との違いを比較
おすすめスマルナの口コミ・評判!怪しい・高いの真相・クーポン・安全性を解説
おすすめメデリピルの評判・口コミは悪い?1ヶ月だけで解約はできる?料金プランや最短お届け日を解説
おすすめエニピルの口コミ・評判を検証|「怪しい」「届かない」は本当?
ミニピルはオンライン診療と病院どっちが安いか比較
公式掲載の料金を比較すると、ミニピルは病院の方が1シートあたりの費用を抑えられる場合があります。オンライン診療は診察料が無料でも、送料や初回システム利用料が加算される場合があるためです。
※表はスクロールできます。
| 医療機関 | 受診方法 | ミニピルの料金 | 診察料・送料など |
|---|---|---|---|
| エニピル | オンライン | デソゲストレル錠:2,772円~/シート スリンダ:単品5,060円 3シート12,540円 12シート35,200円 |
診察料0円 送料550円 初回システム利用料3,300円 |
| スマルナ | オンライン | 5,100円~/シート (スリンダ錠28) |
診察料0円 送料550円 |
| メデリピル | オンライン | 4,554円~/シート (スリンダ錠28) |
診療代0円 送料0円 |
| 的野ウィメンズクリニック | 病院 | 2,970円/シート (スリンダ錠28) |
自費初診料1,100円 再診料・指導料・処方料0円 |
| Ladies clinic LOG原宿 | 病院 | 3,000~3,300円/シート (スリンダ錠28) |
診察料・検査料が別途かかる場合あり |
| ふるかわクリニック | 病院 | 3,000円/シート (セラゼッタ28) |
診察料・必要な検査料が別途かかる場合あり |
※料金は2026年10月時点の税込価格をもとに作成しています。処方薬、契約プラン、診察内容、検査の有無によって総額は変動します。
出典: エニピル公式サイト、 スマルナ公式サイト、 メデリピル公式サイト、 的野ウィメンズクリニック公式サイト、 Ladies clinic LOG原宿公式サイト、 ふるかわクリニック公式サイト
エニピルでは、2026年10月7日からスリンダの取り扱いが開始されています。
表に記載したスリンダの料金は税込の薬代で、診察料・送料などは別欄に記載しています。
避妊目的で処方されるミニピルは、原則として自由診療です。
また、国内承認薬のスリンダ錠28と海外製のデソゲストレル錠・セラゼッタでは、成分や国内承認の状況が異なります。
料金だけでピルを選ばず、医師に持病・喫煙状況・服用中の薬を伝え、処方薬と料金総額を確認しましょう。
中用量ピルはオンライン診療と病院どっちが安いか比較
生理日移動で中用量ピルを処方してもらう場合、オンライン診療と病院の料金総額は3,000~8,000円程度です。病院の方が安い例もありますが、必要な錠数や診察料によって料金総額は変動します。
※表はスクロールできます。
| 医療機関 | 受診方法 | 中用量ピルの料金 | 診察料・送料など |
|---|---|---|---|
| エニピル | オンライン | 4,378円~/シート (21錠) |
診察料0円 送料550円 初回システム利用料3,300円 |
| スマルナ | オンライン | 6,200円 (21錠) |
診察料0円 送料550円 |
| メデリピル | オンライン | 7,920円 (21錠) ※7錠は1,980円 |
診療代1,650円 送料0円 |
| あのんレディースクリニック | 病院 | 1,100円~ (7日分) |
診察料2,200円を含む |
| ゼロマチクリニック天神 | 病院 | 4,200円 | 診察料・薬代込み |
| 誠ウィメンズクリニック | 病院 | 4,000円前後(税抜) | 診察料・薬代・服薬指導料込み |
※料金は2026年10月時点の税込価格をもとに作成しています。処方錠数、診療内容、追加薬の有無によって総額は変動します。
出典: エニピル公式サイト、 スマルナ公式サイト、 メデリピル公式サイト、 あのんレディースクリニック公式サイト、 ゼロマチクリニック天神公式サイト、 誠ウィメンズクリニック公式サイト
旅行やイベントに合わせた生理日移動は自由診療となり、処方錠数は移動させる日数によって変わります。
また、7錠と21錠では薬代が異なるため、表示価格だけで安さを判断できません。受診前に生理予定日と避けたい期間を伝え、必要錠数を含む支払総額を確認してください。
アフターピルはオンライン診療と病院どっちが安いか比較【一部薬局でも販売】
アフターピルの料金は、72時間以内用なら6,600~10,630円程度、120時間以内用なら12,000~15,250円程度が料金相場です。
今回比較した範囲では、対面診療や薬局が安い場合もあり、オンライン診療が一律に安いとは限りません。
診察料・事務手数料・送料を加えた総額と、服用できるまでの時間を比較して判断しましょう。
※表はスクロールできます。
| 医療機関・購入先 | 受診・購入方法 | アフターピルの料金 | 診察料・送料など |
|---|---|---|---|
| 特急ピル | オンライン | 72時間以内用:8,800円 120時間以内用:13,750円 |
診察料・相談料0円 配送事務手数料1,100円 通常配送の総額:9,900円~ |
| あしたのクリニック | オンライン | 72時間以内用:8,800円 120時間以内用:13,750円 |
診察料0円 事務手数料1,000円 配送方法によって追加費用あり |
| アフピル | オンライン | 72時間以内用:8,580円 120時間以内用:13,200円 |
診察料0円 システム利用料1,500円 通常送料550円 通常配送の総額:10,630円~ |
| アイリスウィメンズクリニック武蔵小金井 | 病院 | レボノルゲストレル(72時間):6,600円 | 初再診料・処方料を含む |
| ふるかわレディースクリニック | 病院 | レボノルゲストレル(72時間):9,800円 ウリプリスタール(120時間):12,000円 |
診察内容によって追加費用がかかる場合あり |
| ノルレボ取扱薬局(72時間) | 一部薬局・ドラッグストア | メーカー希望小売価格:7,480円 | 診察料・送料なし 取扱店舗と薬剤師の勤務状況を要確認 |
※料金は2026年10月確認時点の税込価格です。処方薬・配送方法・診療時間などによって総額が変わる場合があります。
出典: 特急ピル公式サイト、 あしたのクリニック公式サイト、 アフピル公式サイト、 アイリスウィメンズクリニック武蔵小金井、 ふるかわレディースクリニック、 第一三共ヘルスケア「ノルレボ」
アフターピルは料金の安さより、できるだけ早く服用できる入手先を優先してください。
近隣の病院や取扱薬局ですぐ受け取れる場合は、配送を待つオンライン診療より適しています。
オンライン診療を選ぶ場合は、診療時刻だけでなく発送締切・到着予定・当日配送の対象地域まで確認しましょう。
おすすめアフピルのオンライン診療の口コミ・評判!LINE診察は怪しい?安全性・料金総額・いつ届くかを徹底調査
おすすめあしたのクリニックのアフターピル口コミや評判は怪しい?料金総額・届くまでの日数・偽物の不安を検証
おすすめ特急ピルの口コミ・評判!いつ届く?料金・クーポンコード・運営実態を独自調査
ピル処方はオンライン診療と病院どっちがいいか適性チェック

結論、避妊目的で通院負担を抑えたい場合はオンライン診療、症状や検査の必要性がある場合は病院での対面診療が向いています。
初回か継続かだけで決めるのではなく、処方目的、体調、検査の必要性、受取希望日、料金総額を基準に選びましょう。
※表はスクロールできます。
| 判断項目 | オンライン診療が向いている人 | 病院が向いている人 |
|---|---|---|
| 処方目的 | 避妊目的で継続したい | 月経困難症などを治療したい |
| 体調・症状 | 強い症状や急な体調変化がない | 強い腹痛や不正出血などがある |
| 処方状況 | 同じピルを継続したい | 初回処方で詳しく相談したい |
| 検査 | 医師がオンライン診療で対応可能と判断した | 血圧測定・採血・超音波検査などが必要 |
| 費用 | 送料を含めても通院より安い | 保険診療や院内処方を利用したい |
| 受取速度 | 到着まで待てる | 診察後すぐに受け取りたい |
オンライン診療を希望しても、問診結果や既往歴によって対面受診を案内される場合があります。安さだけで受診方法を決めず、安全に診察・処方を受けられる方法を優先してください。
オンライン診療でのピル処方が向いている人
オンライン診療は、避妊目的でピルを継続したい人や、通院時間・交通費を抑えたい人に向いています。
診察から決済までオンラインで対応でき、処方後は自宅などで受け取れるため、仕事や家事で通院時間を確保しにくい人も利用しやすい受診方法です。
※表はスクロールできます。
| 判断項目 | オンライン診療が向いている人 | オンライン診療が向いていない人 |
|---|---|---|
| 利用目的 | 避妊目的でピルを継続したい | 病気の診断や詳しい検査を希望している |
| 通院環境 | 仕事・家事・育児で通院時間を取りにくい | 自宅や職場の近くに通いやすい病院がある |
| 受取時期 | 配送予定日まで待てる | 診察当日に薬を受け取りたい |
| 受取方法 | 自宅などで郵便物を受け取れる | 配送先を確保できない・郵送を避けたい |
| 手続き | 予約・問診・決済をスマートフォンで行える | 対面で説明を聞きながら手続きしたい |
| 料金 | 送料を含めても通院より総額を抑えられる | 送料やシステム利用料によって予算を超える |
継続処方でも、定期的な診察や血圧測定が不要になるわけではありません。体調変化がある場合や医師から対面受診を案内された場合は、オンライン診療だけで継続せず病院を受診してください。
病院でのピル処方が向いている人
病院での対面診療は、月経に関する症状がある人や、診察・検査を受けたうえでピルを選びたい人に向いています。
医師が必要と判断すれば、血圧測定、採血、内診、超音波検査などを同じ医療機関で受けられます。
※表はスクロールできます。
| 判断項目 | 病院が向いている人 | 病院が向いていない人 |
|---|---|---|
| 症状 | 強い生理痛・不正出血・月経異常がある | 強い症状や急な体調変化がない |
| 処方目的 | 月経困難症や子宮内膜症の治療を受けたい | 避妊目的で同じピルを継続したい |
| 検査 | 採血・内診・超音波検査を含めて相談したい | 医師が検査不要と判断し、オンライン処方が可能 |
| 既往歴・服用薬 | 持病や服用中の薬があり、対面で確認してほしい | 問診上の問題がなく、医師がオンライン診療可能と判断した |
| 処方薬 | 症状や副作用に合わせて薬の変更を相談したい | 体調が安定しており、同じ薬の継続を希望している |
| 保険診療 | 治療目的で保険適用のLEP処方を受けたい | 避妊目的の自由診療を希望している |
初めてピルを服用する場合でも、問診上の問題がなければオンライン診療を利用できることがあります。一方、検査の要否や処方可能な薬は医師が判断するため、希望だけで受診方法を固定しないことが大切です。
服用中に突然の息苦しさ、胸痛、激しい頭痛、視覚異常、ふくらはぎの痛み・腫れなどが現れた場合は、服用を中止して速やかに医療機関を受診してください。
保険適用されるピルの種類・条件一覧
ピルの保険適用は、オンライン・対面という受診方法ではなく、処方目的と使用する薬によって決まります。
避妊を目的とする低用量ピルやミニピル、緊急避妊に使うアフターピルは原則として全額自己負担です。
一方、月経困難症や子宮内膜症などの治療を目的に、医師がLEPの処方を必要と判断した場合は保険適用になることがあります。
※表はスクロールできます。
| 処方目的 | 主なピル | 保険適用 | 料金の考え方 |
|---|---|---|---|
| 避妊 | 低用量ピル(OC) ミニピル |
原則適用されない | 医療機関が設定する自由診療の料金を全額負担 |
| 月経困難症などの治療 | 低用量・超低用量のLEP | 医師が治療に必要と判断した場合に適用 | 年齢や所得などに応じた自己負担割合で支払う |
| 緊急避妊 | アフターピル | 原則適用されない | 自由診療または一部薬局での購入費を全額負担 |
保険診療はピル代を安くする目的で自由に選択できる制度ではありません。保険適用でも、処方薬、診察内容、検査の有無、院内・院外処方によって自己負担総額が変わる可能性があります。
避妊目的の低用量ピルやミニピルは原則として自由診療になる
避妊目的で処方される低用量ピル(OC)やミニピルは、オンライン診療と病院のどちらでも原則として自由診療です。健康保険証を提示しても、薬代や診察料の自己負担割合は軽減されません。
- OC(低用量経口避妊薬):主に避妊を目的として処方されるエストロゲンとプロゲスチンの配合薬
- ミニピル:エストロゲンを含まず、プロゲスチンのみを有効成分とする避妊薬
※表はスクロールできます。
| 種類 | 代表的な銘柄 | 主な有効成分 | 国内承認状況 | 保険適用 |
|---|---|---|---|---|
| 低用量ピル 第2世代 |
トリキュラー ラベルフィーユ |
レボノルゲストレル エチニルエストラジオール |
承認済み | 避妊目的は自由診療 |
| 低用量ピル 第3世代 |
マーベロン ファボワール |
デソゲストレル エチニルエストラジオール |
承認済み | 避妊目的は自由診療 |
| ミニピル | スリンダ錠28 | ドロスピレノン | 承認済み | 自由診療 |
| 海外製ミニピル | セラゼッタ アザリア |
デソゲストレル | 国内未承認 | 自由診療 |
自由診療では医療機関ごとに薬代を設定できるため、同じ銘柄でも支払額が異なります。
国内未承認薬を処方する医療機関では、承認薬との違い、入手経路、国内の副作用救済制度の対象外になる可能性について説明を受けてください。
出典: PMDA「トリキュラー錠28」、 PMDA「マーベロン」、 PMDA「スリンダ錠28」
治療目的のLEPは保険適用になる場合がある
月経困難症や子宮内膜症に伴う痛みの治療を目的として、医師が必要と判断したLEPは保険適用になる場合があります。LEPとは、エストロゲンとプロゲスチンを配合した治療薬です。
※表はスクロールできます。
| 具体的な銘柄例 | 主な治療対象 | 種類・特徴 | 保険適用 |
|---|---|---|---|
| ルナベル配合錠LD・ULD フリウェル配合錠LD・ULD |
月経困難症 | フリウェルはルナベルの後発医薬品 | 治療目的で処方された場合に対象 |
| ヤーズ配合錠 ドロエチ配合錠 |
月経困難症 | ドロエチはヤーズの後発医薬品 | 治療目的で処方された場合に対象 |
| ヤーズフレックス配合錠 | 月経困難症 子宮内膜症に伴う疼痛 |
最長120日間の連続投与が可能 | 対象疾患の治療で処方された場合に対象 |
| ジェミーナ配合錠 | 月経困難症 | 21日投与と77日投与の方法がある | 治療目的で処方された場合に対象 |
| アリッサ配合錠 | 月経困難症 | エステトロールを含む配合薬 | 治療目的で処方された場合に対象 |
生理痛があるだけで自動的に保険適用になるわけではなく、医師による診察と診断が必要です。同じ銘柄でも、避妊のみを目的として希望する場合は保険診療として処方されません。
保険適用後の自己負担額は、処方薬、診察内容、検査、処方日数、院内・院外処方によって異なります。
薬代だけでなく、受診1回あたりの総額と通院頻度を確認すると、オンライン診療と病院の費用を比較しやすくなります。
出典: PMDA「ルナベル配合錠」、 PMDA「ヤーズフレックス配合錠」、 PMDA「ジェミーナ配合錠」、 PMDA「アリッサ配合錠」
アフターピルは原則保険適用されない
緊急避妊を目的として処方されるアフターピルは、オンライン診療と病院のどちらでも原則として保険適用外です。薬代や診察料は全額自己負担となり、医療機関によって料金が異なります。
- オンライン診療:薬代に診察料・送料・システム利用料などが加算される場合がある
- 病院:薬代に初診料・時間外料金などが加算される場合がある
- 一部薬局・ドラッグストア:2026年2月から要指導医薬品のノルレボを処方箋なしで購入できる
性犯罪・性暴力の被害に遭った場合は、公費による緊急避妊費用の援助を受けられる可能性があります。
ただし、公費負担は健康保険の適用とは異なり、対象条件や申請方法が設けられています。ワンストップ支援センターや警察へ早めに相談してください。
また、アフターピルは料金差より、性交後できるだけ早く服用できる入手先を優先する必要があります。安いオンライン診療でも到着が遅れる場合は、当日受け取れる病院や取扱薬局を選びましょう。
出典: 厚生労働省「緊急避妊薬の調剤・販売について」、 第一三共ヘルスケア「ノルレボ」
オンライン診療でピル代を安く抑える方法

オンライン診療の費用を抑えるには、ピル1シートの表示価格ではなく、診察料や送料を含む支払総額を比較することが重要です。
オンライン診療の料金総額
ピル代+診察料+送料+システム利用料など-割引額
初回だけ安くなるプランや、複数回の購入を条件とする定期便もあります。初回総額に加えて、2回目以降と約1年分に相当する13シートの総額を計算すると、継続時の負担を判断しやすくなります。
ただし、定期便は解約期限や最低購入回数、割引は適用条件と終了日まで確認してください。
定期便やまとめ処方で1シートあたりの単価を安くする
同じピルを継続する場合は、定期便や複数シートのまとめ処方を選ぶと、1シートあたりの薬代や送料を抑えられる可能性があります。
※表はスクロールできます。
| 購入方法 | 料金の傾向 | 向いている人 | 確認すること |
|---|---|---|---|
| 単月購入 | 1シート単価が高くなりやすい | 初めて服用する人 薬との相性を確認したい人 |
診察料・送料を含む初回総額 |
| 毎月の定期便 | 薬代が割引される場合がある | 同じピルを毎月継続したい人 | 毎回の送料・解約期限・最低購入回数 |
| まとめ処方 | 1シート単価と送料を抑えやすい | 服用状況が安定している人 | 一括支払額・処方シート数・薬の変更条件 |
低用量ピルは28日周期で服用するため、約1年分は13シートで計算します。毎月配送では送料も13回発生する可能性があるため、薬代だけでなく年間総額を比較しましょう。
まとめ処方後に副作用や体調変化が起きても、未使用分を返品・返金できない場合があります。初回から最長期間を選ばず、服用を継続できると医師が判断した後に切り替える方法が現実的です。
送料・診察料を含む料金総額を比較して選ぶ
オンライン診療を比較するときは、ピル代に診察料・送料・システム利用料を加え、実際に決済する料金総額を確認しましょう。
ピル代が安くても、初回だけ発生する費用や毎回の送料によって支払額が逆転する場合があります。
※表はスクロールできます。
| 費用項目 | 確認する内容 | 見落としやすい点 |
|---|---|---|
| ピル代 | 1シートの通常価格 | 初回限定価格だけで比較しない |
| 診察料 | 初診料・再診料 | 更新診療のたびに発生する場合がある |
| 送料 | 1回あたりの配送料 | 毎月配送では毎回加算される場合がある |
| システム利用料 | 初回・決済ごとの利用料 | ピル代とは別に請求される場合がある |
| 配送オプション | 当日配送・時間指定などの料金 | 対象地域や受付時間が限定される |
料金総額の計算例
ピル代2,500円+診察料0円+送料550円+システム利用料0円=3,050円
「診察料無料」や「送料無料」と表示されていても、ほかの手数料が含まれていないとは限りません。申込み画面で決済額を確認し、予算内に収まる医療機関を選びましょう。
割引クーポン・キャンペーンを活用する
初診限定クーポンや定期便の割引を適用できれば、オンライン診療の初回費用を抑えられます。ただし、割引対象がピル代だけの場合は、診察料・送料・システム利用料が別途かかる場合があります。
- 対象となるピル・プランが指定されているか
- 初診限定・過去の利用歴がない人限定か
- クーポンコードの入力や専用ページからの申込みが必要か
- 最低購入回数や定期便の契約が条件になっていないか
- 送料・診察料・システム利用料も割引されるか
- 2回目以降はいくらになるか
- 利用期限や予告なしの終了条件がないか
割引額が大きくても、通常価格へ戻った後の負担が高ければ継続費用を抑えられません。初回総額と2回目以降の総額を分けて計算し、必要な期間の合計額で比較しましょう。
割引を受けるために不要な長期プランを契約すると、解約条件や未使用分の扱いによって支払額が増える場合があります。割引率より契約条件を優先して確認してください。
おすすめ【2026年10月最新】あしたのクリニックのアフターピルクーポン・キャンペーン情報|費用を抑えて処方を受ける方法
ジェネリック医薬品を処方できる場合はピル代を抑える
先発医薬品に対応するジェネリック医薬品を処方できる場合は、ピル代を抑えられる可能性があります。ただし、すべてのピルに選択可能なジェネリックがあるわけではありません。
※表はスクロールできます。
| 用途・種類 | 先発医薬品の例 | ジェネリックの例 | 保険適用 |
|---|---|---|---|
| 避妊用低用量ピル | トリキュラー | ラベルフィーユ | 原則として自由診療 |
| 避妊用低用量ピル | マーベロン | ファボワール | 原則として自由診療 |
| 治療用LEP | ルナベル | フリウェル | 治療目的なら対象になる場合がある |
| 治療用LEP | ヤーズ | ドロエチ | 治療目的なら対象になる場合がある |
| アフターピル | ノルレボ | レボノルゲストレル錠1.5mg | 原則として自由診療 |
| ミニピル | スリンダ錠28 | 国内で選択できるジェネリックなし | 自由診療 |
ジェネリック医薬品は先発医薬品と同じ有効成分を含み、品質・有効性・安全性について国の審査を受けています。ただし、添加剤や錠剤の形状などは異なる場合があるため、変更を希望するときは医師へ相談しましょう。
自由診療ではジェネリックの料金も医療機関が設定するため、必ず先発医薬品より安いとは限りません。取扱銘柄と料金総額を確認し、医師が処方可能と判断した場合に選択してください。
出典: PMDA「ラベルフィーユ28錠」、 PMDA「ファボワール錠21・28」、 PMDA「ドロエチ配合錠」
治療目的で保険適用になる場合は保険診療対応の医療機関を選ぶ
月経困難症や子宮内膜症などの治療でLEPを処方してもらう場合は、保険診療に対応する医療機関を選ぶと自己負担を抑えられる可能性があります。
オンライン診療でも、医療機関が保険診療に対応していれば利用できる場合があります。
- 保険診療のオンライン診療に対応しているか
- 治療したい症状や疾患が診療対象に含まれるか
- 希望するLEPを取り扱っているか
- 初診からオンラインで受診できるか
- マイナ保険証・健康保険証の確認方法
- 診察料・検査料・調剤料・薬の配送費を含む自己負担総額
- 対面診療へ切り替える条件と提携医療機関
保険診療でも、処方薬、検査内容、処方日数、院内・院外処方によって自己負担総額が変わります。
オンライン診療では、処方箋や薬の配送費が別に発生する場合もあるため、受診前に料金体系を確認しましょう。
保険診療は安くピルを購入するために選べる制度ではなく、医師が治療に必要と診断した場合に限られます。
避妊のみを目的とする低用量ピルやミニピルは、保険診療対応の医療機関でも原則として自由診療です。
ピルをオンライン診療で処方するメリット

オンライン診療のメリットは、通院せずに医師の診察を受け、処方されたピルを自宅などで受け取れることです。
移動時間や待ち時間を減らせるため、仕事・家事・育児で病院へ通いにくい人も受診を継続しやすくなります。
具体的なメリットを紹介します。
来院せずに自宅でピルを処方してもらえる
オンライン診療では、自宅などから医師の診察を受け、処方されたピルを指定した住所で受け取れます。病院までの移動や受付後の待ち時間がないため、通院に伴う交通費や時間の負担を抑えやすいことがメリットです。
- スマートフォンやパソコンから診察を予約する
- 問診票へ体調・既往歴・服用中の薬などを入力する
- ビデオ通話・電話などで医師の診察を受ける
- 処方内容と料金を確認して決済する
- 自宅・郵便局・指定場所などでピルを受け取る
受取方法は、ポスト投函、宅配便、郵便局留めなど医療機関によって異なります。自宅を不在にする時間が長い人は、配送会社、追跡の有無、再配達方法まで確認すると受取遅延を防ぎやすくなります。
問診結果や体調によっては、オンライン診療だけでは処方できない場合があります。医師が検査や対面診療を必要と判断した場合は、案内された病院を受診してください。
土日祝・深夜でも受診しやすい
土日祝や夜間に診療するオンライン診療を選べば、平日の日中に病院へ通えない人もピルの処方を受けやすくなる点もメリットです。診察枠を選んで予約できるため、仕事や家事が終わった後など、生活時間に合わせて受診できます。
※表はスクロールできます。
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 予約受付時間 | 予約操作や問診票の入力ができる時間 |
| 診療時間 | 実際に医師の診察を受けられる時間 |
| 当日発送の締切 | 決済完了後に当日発送される最終時刻 |
| 休診日 | 年末年始・臨時休診を含む診療日 |
| 問い合わせ時間 | 予約変更や配送トラブルを相談できる時間 |
「24時間受付」は、24時間いつでも医師の診察や薬の発送を受けられるという意味ではありません。深夜に申込みが完了しても、診察や発送が翌営業日になる場合があります。
特にアフターピルは服用までの時間が重要です。オンライン診療の最短到着予定が遅い場合は、夜間・休日に受診できる病院や在庫のある取扱薬局を優先しましょう。
ピル処方を周りに知られにくい
オンライン診療は待合室でほかの患者と顔を合わせずに受診できるため、ピル処方を周囲に知られにくい方法です。品名や医療機関名を目立たせない梱包に対応する医療機関もあります。
※表はスクロールできます。
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 外箱・封筒 | 中身が透けない梱包になっているか |
| 送り主の名称 | 医療機関名・個人名・発送代行会社名のどれで届くか |
| 品名 | 「医薬品」「雑貨」など、伝票へ何と記載されるか |
| 受取場所 | ポスト投函・郵便局留め・営業所留めを選べるか |
| 通知方法 | メール・SMS・アプリ通知へ診療内容が表示されるか |
| 明細 | カード利用明細へ表示される名称 |
家族と同居している場合は、梱包だけでなく配送日時や受取方法まで指定すると、本人以外が荷物を受け取る可能性を減らせます。共有端末や家族カードを使用している人は、通知内容と利用明細も確認しましょう。
プライバシーに配慮した配送でも、家族や同居人に絶対知られないとは限りません。申込み前に送り主名・品名・梱包方法を確認し、本人が受け取りやすい配送先を選んでください。
処方後もオンラインで相談しやすい
処方後の相談窓口があるオンライン診療なら、飲み忘れや副作用、次回処方について自宅から相談できます。再診や問い合わせのためだけに来院する負担を抑えられるため、ピルを継続しやすくなります。
※表はスクロールできます。
| 相談内容 | 確認できることの例 |
|---|---|
| 飲み忘れ | 服用を再開する方法や追加の避妊が必要な期間 |
| 体調変化 | 吐き気・頭痛・不正出血などが出た場合の対応 |
| 薬の変更 | 副作用や服用目的に応じた銘柄変更の可否 |
| 継続処方 | 再診時期・処方可能なシート数・配送予定 |
| 配送 | 発送状況・住所変更・受取方法 |
相談方法はチャット、LINE、電話、再診予約など医療機関によって異なります。問い合わせ窓口が事務対応のみの場合もあるため、医師へ相談できる方法、受付時間、再診料の有無を処方前に確認しましょう。
突然の息苦しさや胸痛、激しい頭痛など緊急性が疑われる症状は、オンラインの返信を待たずに医療機関を受診してください。オンライン相談は、対面での診察や検査を代替できない場合があります。
ピルをオンライン診療で処方するデメリット

オンライン診療には、薬が届くまでの時間、検査できる範囲、保険診療への対応など、受診方法の特性や制度上の限界があります。
オンライン診療だけで対応できない可能性を理解し、必要な場合に対面受診へ切り替えられる医療機関を選びましょう。
ピルを受け取るまでに時間がかかる
オンライン診療では診察後にピルが発送されるため、病院の院内処方と比べて受取までに時間がかかる場合があります。診察が終わっても、決済確認、発送作業、配送を経るまで服用を開始できません。
※表はスクロールできます。
| 配送方法 | 受取時期の傾向 | 主な注意点 |
|---|---|---|
| 通常配送 | 最短翌日以降 | 発送締切後の決済は翌営業日扱いになる場合がある |
| 当日配送 | 診察当日に受け取れる場合がある | 対象地域・受付時間が限定される |
| バイク便・特急配送 | 最短数時間で届く場合がある | 追加料金がかかり、対応地域が限られる |
| 郵便局留め・営業所留め | 到着後に指定場所で受け取る | 受取可能時刻と本人確認書類を確認する |
天候、交通事情、離島・遠隔地への配送、住所不備などによって到着が遅れる可能性もあります。低用量ピルを継続する場合は、手元の残数と次回発送日を確認し、余裕を持って再診・更新手続きを行いましょう。
アフターピルは服用までの時間を優先し、オンライン診療で間に合わない場合は病院や在庫のある取扱薬局を利用してください。
保険診療に対応していないオンライン診療もある
ピルを扱うオンライン診療の中には、避妊目的の自由診療だけを提供し、保険診療に対応していない医療機関があります。月経困難症などの治療目的でも、受診先が自由診療のみの場合は薬代・診察料を全額負担します。
※表はスクロールできます。
| 診療体制 | 費用の扱い | 確認すること |
|---|---|---|
| 自由診療のみ | 薬代・診察料を全額自己負担 | 料金総額と取扱薬 |
| オンラインで保険診療に対応 | 適用条件を満たす場合は一部自己負担 | 対象疾患・初診対応・必要書類 |
| 対面診療のみ保険対応 | オンラインでは自由診療になる場合がある | 保険診療へ切り替える受診方法 |
| 再診のみオンライン対応 | 初診や検査は対面受診が必要 | 通院回数・オンラインへ移行する条件 |
治療目的で受診しても、すべてのオンライン診療で保険が適用されるわけではありません。医療機関の公式サイトで「保険診療対応」と明記されているか確認し、対象疾患や初診条件を問い合わせましょう。
保険診療を希望する場合の確認事項は、「治療目的で保険適用になる場合は保険診療対応の医療機関を選ぶ」で詳しく解説しています。
対面診療が必要になる場合がある
オンライン診療では内診・採血・超音波検査などをその場で実施できないため、症状や問診結果によって対面診療が必要になります。画面越しの診察だけでは処方の安全性を判断できない場合、ピルが処方されないこともあります。
※表はスクロールできます。
| 対面診療が必要になる例 | 病院で確認する内容 |
|---|---|
| 強い生理痛や不正出血がある | 婦人科疾患の有無を診察・検査する |
| 血栓症などのリスクが疑われる | 全身状態や必要な検査を確認する |
| 服用後に体調が変化した | 副作用か別の病気かを判断する |
| 処方前の検査が必要と判断された | 血圧測定・採血・内診などを行う |
| オンラインでは本人確認や問診が完了しない | 対面で本人確認と診察を行う |
オンライン診療を利用する場合は、対面受診が必要になった際の案内方法を確認しましょう。運営する医療機関に通院できるのか、近隣の婦人科を自分で探すのかによって、切り替えやすさが異なります。
オンラインで処方されなかった場合でも、診察料が発生する可能性があります。処方条件、対面診療への切り替え方法、診察のみで終了した場合の料金を受診前に確認してください。
ピル代以外の追加費用で割高になる場合がある
オンライン診療では、ピル代以外の費用が加算され、広告や料金表で見た金額より支払総額が高くなる場合があります。特に初回だけ発生する費用と、配送のたびに発生する費用を分けて確認することが重要です。
※表はスクロールできます。
| 追加費用 | 発生するタイミングの例 | 確認すること |
|---|---|---|
| 初診料・再診料 | 初回診療・処方更新時 | 診察のみで処方されない場合も発生するか |
| 送料 | 毎月配送・追加配送時 | 1回ごとか、まとめ処方で減らせるか |
| システム利用料 | 初回または決済ごと | 薬代とは別に請求されるか |
| 特急配送費 | 当日配送や時間指定を利用するとき | 対象地域・通常配送との差額 |
| キャンセル後の請求 | 解約期限後に発送準備へ進んだとき | 解約期限・発送後の返金可否 |
初回限定価格だけでなく、初回総額、2回目以降の1回分、継続予定期間の合計額を計算しましょう。請求頻度と支払日も確認すると、毎回の支払いが予算内に収まるか判断しやすくなります。
ピル代の安さだけで契約せず、申込み画面に表示される最終決済額と定期便の契約条件を確認してください。料金項目の確認方法は、「送料・診察料を含む料金総額を比較して選ぶ」で解説しています。
ピルのオンライン処方は危険?安全性を見極めるポイント
オンライン診療は、医師が診察して処方する医療行為であり、受診方法だけを理由に危険と判断するものではありません。一方、診察を行わずにピルを販売する通販サイトや個人輸入は、オンライン診療とは仕組みが異なります。
料金の安さだけで受診先を決めず、医療機関の実在性、診療体制、処方薬の承認状況、副作用時の対応を確認してください。安全性を比較する場合は、安さより「誰が診察し、何を処方し、服用後にどこへ相談できるか」を優先しましょう。
オンライン診療でも医師が診察してピルを処方する
正規のオンライン診療では、問診票を送信するだけでピルを購入するのではなく、医師が診察して処方の可否と薬の種類を判断します。診察方法はビデオ通話・電話など、医療機関の診療体制によって異なります。
- 年齢・身長・体重・血圧
- 喫煙の有無と本数
- 片頭痛や前兆の有無
- 血栓症の既往歴・家族歴
- 治療中の病気と服用中の薬
- 妊娠・授乳の可能性
- 不正出血・腹痛など現在の症状
- 過去に服用したピルと副作用
医師は問診内容をもとに禁忌や副作用のリスクを確認し、処方可能な場合に限ってピルを処方します。情報が不足している場合や検査が必要な場合は、追加確認や対面受診を案内されます。
安全な処方判断のため、体重・血圧・喫煙歴・持病・服用薬を偽らず正確に申告してください。診察を行わず、希望した薬をそのまま販売するサイトは医療機関のオンライン診療と区別しましょう。
出典:厚生労働省「オンライン診療について 国民・患者の皆様へ」
運営情報・診療体制を確認する
オンライン診療を選ぶときは、サービス名だけでなく、実際に診察・処方を行う医療機関の名称や所在地を確認してください。料金が安くても、診療主体や問い合わせ先が分からないサービスは避けましょう。
- 診察を行う医療機関の正式名称
- 医療機関の所在地・電話番号
- 診療科目と診療時間
- 医師による診察方法
- 処方薬の種類と入手経路
- 診療記録や個人情報の管理方針
- 処方後の相談窓口と受付時間
- 対面診療が必要になった場合の対応
医療機関が実在するか判断しにくい場合は、厚生労働省の「医療情報ネット(ナビイ)」で名称や所在地を検索できます。公式サイトの記載と公的情報が一致しているか確認すると、運営主体を判断しやすくなります。
医療機関名を明示せず、「医師監修」「提携医療機関あり」とだけ表示するサイトを、正規のオンライン診療と判断しないでください。監修者と実際の診察・処方を担当する医師は異なる場合があります。
国内承認薬か未承認薬かを確認する
処方されるピルが、厚生労働省の承認を受けた国内承認薬か、日本国内では承認されていない未承認薬かを確認してください。
未承認薬の処方自体を一律に危険とは判断できませんが、国内で品質・有効性・安全性の審査を受けていない点を理解する必要があります。
※表はスクロールできます。
| 区分 | 国内承認薬 | 国内未承認薬 |
|---|---|---|
| 国内での審査 | 品質・有効性・安全性について承認審査を受けている | 国内の承認審査を受けていない |
| 主な銘柄例 | トリキュラー マーベロン スリンダ錠28 ノルレボ |
セラゼッタ アザリア エラワン |
| 情報の確認 | PMDAで電子添文や承認情報を確認できる | 医師から海外での承認状況や国内薬との違いを確認する |
| 副作用救済制度 | 適正使用などの条件を満たせば対象になる可能性がある | 対象にならない可能性がある |
未承認薬を処方してもらう場合は、薬の名称・成分、製造国、海外での承認状況、輸入経路、国内承認薬を選べない理由について説明を受けましょう。
「海外では承認されている」「医師が処方する」という理由だけで、国内承認薬と同じ救済制度や安全管理が適用されるとは限りません。説明を受けても判断できない場合は、国内承認薬を扱う医療機関も比較してください。
出典: PMDA「医薬品や医療機器等の情報を調べる」、 厚生労働省「医薬品等の個人輸入について」
副作用が出た場合の相談先を確認する
オンライン診療を利用する前に、副作用が出た場合の連絡方法と対応時間を確認しましょう。
吐き気・頭痛・不正出血などが続く場合は、処方元の医師や相談窓口へ連絡し、服用を続けてよいか確認します。
※表はスクロールできます。
| 確認する項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 通常時の相談先 | 医師への連絡方法・診療時間・相談料 |
| 夜間・休日の対応 | 時間外の連絡先・救急受診の案内 |
| 対面診療への切り替え | 連携医療機関・紹介状の発行可否 |
| 処方情報 | 薬の名称・用量・服用開始日を確認できるか |
エストロゲンを含む低用量ピルやLEPの服用中に、突然の息切れ・胸痛・激しい頭痛・ふくらはぎの痛みや腫れ・手足のまひ・急な視力障害などが現れた場合は、血栓症の可能性があります。
緊急性が疑われる症状ではオンライン相談の返信を待たず、服用を中止して直ちに救急医療機関を受診してください。
料金の安さだけでなく、処方後に医師へ相談できる体制まで比較することが、安全にピルを継続するための判断基準です。
※参考:独立行政法人医薬品医療機器総合機構「低用量ピルの使用者に対する注意喚起」
診察なしの通販サイトや個人輸入は利用しない
ピルを購入する場合は、料金の安さだけで選ばず、医師の診察と処方を受けられる医療機関を利用しましょう。
海外通販や個人輸入で購入した医薬品は、国内の正規流通品と同じ名称や外観でも、有効成分の含有量や製造・保管状況を確認できない場合があります。

個人輸入した医薬品によって健康被害が生じても、医薬品副作用被害救済制度の対象にならない可能性があります。
「処方箋不要」「診察なし」「海外から直送」と表示されたサイトは、正規のオンライン診療と区別してください。
オンラインで安く購入できるかではなく、医師の診察、薬の入手経路、処方後の相談体制まで確認できるかを基準に選ぶことが重要です。
※参考:厚生労働省「あやしいヤクブツ連絡ネット|健康被害について」
ピル処方はオンライン診療と病院どっちが安いかに関するQ&A
オンラインピル処方を利用する際によくある疑問を、病院や薬局との違いを踏まえて回答します。
初診でもオンラインピル処方してもらえる?
初診からピルのオンライン処方に対応している医療機関はあります。
初診では、本人確認に加えて年齢・既往歴・服用中の薬・喫煙状況・血圧・妊娠の可能性などを確認し、医師がオンラインで診療できるか判断します。
- 初診からオンライン診療に対応しているか
- 診察前に血圧測定が必要か
- 本人確認書類やお薬手帳が必要か
- 対面受診へ切り替える条件が明記されているか
ただし、初診対応と表示されていても、診察を受ければ必ず処方されるわけではありません。
初めて服用する人は、処方の可否だけでなく、副作用が出た場合の相談先と対面診療への切り替え方法も確認しておきましょう。
※参考:厚生労働省「オンライン診療について 国民・患者の皆様へ」
病院ではピルを一度に何シートまで処方してもらえる?
一度に処方されるシート数に共通の基準はなく、医師の判断や病院の方針によって異なります。
※表はスクロールできます。
| 受診状況 | 処方数の傾向 | 判断される内容 |
|---|---|---|
| 初めて服用する場合 | 1~3シートなど少量から始める場合がある | 副作用・体調変化・服用継続の可否 |
| 服用状況が安定している場合 | 複数シートをまとめて処方する場合がある | 血圧・既往歴・服用中の薬・検査結果 |
| 治療目的のLEP | 症状や治療計画に応じて決まる | 症状の経過・保険診療上の判断 |
厚生労働省は、患者の症状が安定している場合、医師の判断による長期処方が可能と案内しています。
ただし、初診時や副作用が疑われる場合は、経過確認のために処方数が少なくなる可能性があります。
まとめ処方を希望しても、診察結果によって希望するシート数を受け取れない場合があります。
費用を比較するときは1シート当たりの料金だけでなく、処方可能数と次回受診までの診察料・交通費も確認しましょう。
※処方数は医療機関や診察結果によって異なります。
ピルは薬局やドラッグストアでも購入できる?
低用量ピル・超低用量ピル・ミニピル・中用量ピルは、市販薬として薬局やドラッグストアで自由に購入できません。
※表はスクロールできます。
| ピルの種類 | 医師の処方 | 薬局・ドラッグストアでの購入 |
|---|---|---|
| 低用量・超低用量ピル | 必要 | 市販薬としては購入不可 |
| ミニピル | 必要 | 市販薬としては購入不可 |
| 中用量ピル | 必要 | 市販薬としては購入不可 |
| アフターピル | 一部製品は不要 | 販売対応薬局で購入可能 |
低用量ピルなどは病院またはオンライン診療で医師の診察を受け、院内で受け取るか、処方箋に基づいて薬局で調剤してもらいます。
一方、アフターピルの「ノルレボ」は、2026年2月2日から要指導医薬品として一部の薬局・ドラッグストアで販売されています。
>>>【厚生労働省】要指導医薬品である緊急避妊薬の販売が可能な薬局等の一覧はこちら
すべての店舗で購入できるわけではないため、在庫と研修を修了した薬剤師の勤務状況を来店前に確認してください。
薬局で購入する場合も、薬剤師の説明を受けたうえで、その場で服用する必要があります。
※参考:厚生労働省「緊急避妊薬の調剤・販売について」、第一三共ヘルスケア「ノルレボ」
オンライン診療でピルを処方してもらう流れは?
オンライン診療では、予約・問診・医師の診察・決済・ピルの受け取りという流れが一般的です。
※表はスクロールできます。
| 手順 | 行うこと | 確認するポイント |
|---|---|---|
| 1.予約・登録 | 受診日時を選び、利用者情報を登録する | 診療時間・本人確認書類 |
| 2.問診 | 既往歴・服薬状況・血圧などを入力する | 正確な健康情報を申告する |
| 3.医師の診察 | ビデオ通話や電話などで診察を受ける | 薬の種類・副作用・服用方法 |
| 4.決済 | 薬代・診察料・送料などを支払う | 初回だけでなく継続時の総額 |
| 5.受け取り | 自宅や指定場所でピルを受け取る | 発送日・到着予定日・梱包方法 |
診察の結果、医師がオンラインでの処方に適さないと判断した場合は、対面診療や検査を案内されることがあります。
アフターピルは服用までの時間が重要なため、予約前に診療開始時間と最短の受取時刻を確認してください。
到着後は処方された薬と数量を確認し、服用方法や副作用について不明点があれば処方元へ相談しましょう。
おすすめアフターピルのオンライン診療は電話なしで受けられる?診察方法と受け取り方を解説
ピルのオンライン処方は誰でも利用できる?
オンライン診療を予約できても、すべての人がオンラインだけでピルを処方してもらえるわけではありません。
医師は、ピルの種類に応じて年齢・血圧・喫煙状況・既往歴・服用中の薬・妊娠の可能性などを確認し、処方の可否を判断します。
※表はスクロールできます。
| 確認事項 | オンライン処方への影響 |
|---|---|
| 強い腹痛・不正出血などがある | 検査を含む対面診療が必要になる場合がある |
| 血栓症などの既往歴がある | 薬の種類変更や処方不可となる場合がある |
| 服用中の薬がある | 飲み合わせを確認して処方を判断する |
| 未成年である | 医療機関によって保護者の同意などが必要になる |
| 血圧を確認できない | 測定後の再診や対面診療を案内される場合がある |
問診で持病・喫煙状況・服用中の薬を申告しないと、安全な処方判断ができません。
オンライン診療に適さない場合は、処方を受けられないことを不便と捉えず、必要な検査や対面診療へ切り替えることが重要です。
※処方条件や年齢制限は医療機関によって異なります。
※参考:厚生労働省「オンライン診療について 国民・患者の皆様へ」
ピルの処方目的と料金総額を比較してオンライン診療・病院を選ぼう!
ピルはオンライン診療と病院のどちらが常に安いとは限らず、処方目的と料金総額によって選ぶべき受診方法が異なります。
※表はスクロールできます。
| 重視する条件 | 検討する受診方法 |
|---|---|
| 避妊目的で通院時間や交通費も抑えたい | 自由診療のオンライン診療 |
| 月経困難症などを治療したい | 保険診療に対応する病院またはオンライン診療 |
| 症状があり検査も受けたい | 婦人科・産婦人科の対面診療 |
| アフターピルを急いで服用したい | 受取時間が最も早いオンライン診療・病院・対応薬局 |
自由診療では、ピル代に加えて診察料・送料・システム利用料・交通費を含む総額を比較してください。
治療目的でも、使用する薬や診察内容、院内処方・院外処方の違いによって自己負担総額が変わる場合があります。
料金の安さだけで診察なしの通販や個人輸入を選ばず、医師の診察と処方後の相談を受けられる医療機関を利用しましょう。
費用と利便性だけでなく、症状・検査の必要性・薬を受け取るまでの時間まで比べることが、自分に合う受診方法を選ぶポイントです。